引き戸のいいところを検証してみました

戸と言うのは、建物には欠かすことができない存在です。戸があることで部屋と部屋、あるいは部屋と廊下などにしっかりとした区切りができます。またそれがひとつの面になることで、遮音性や気密性なども期待することができます。建物に対するニーズと言うのは時代の移り変わりと共に変化してきています。住宅に限ってみると、家族が共に過ごす共有部分の重要性は昔から変わらない一方で、個々が思い思いに過ごすことができる個室の重要性や、家族間であっても個々のプライバシーやプライベート遵守に対する意識に関しては、ここ数年でずいぶんと高くなってきたと言えます。そしてその意識の高まりを実現するためにも、やはり戸は大きな役割を果たしていると言えます。戸には様々な種類があり、それぞれに特徴が異なります。

引き戸のいいところ~スペースの有効活用につながりやすい

戸の種類のひとつとして挙げられるのが引き戸です。これは戸を左右に引き動かすことで開閉する戸のことです。和室が基本であって日本家屋においては、古くから採用されてきている戸です。時代が過ぎ日本家屋の中に和室が設けられていないことも多くなってきている現代においても導入されていることは多く、これはこの戸には様々な魅力があるためです。そのひとつが、スペースの有効活用につながりやすいと言う点です。開き戸であるドアの場合は、横ではなく縦に戸を開くので、その分のスペースが必要です。ですがこちらのタイプは、先にも述べたとおり左右、横に戸を開きます。そのため狭いスペースでも設置が可能で、更に戸を開いても、それは戸袋に収納されるのでその分のスペースを必要としません。このことから、ふたつの部屋をひとつの部屋にして利用したい、空間をより広く使いたいと言う場合にも、とても便利です。車いすや歩行器の利用に際しても、このことはとてもメリットがあることだと言えます。

引き戸のいいところ~安全性が高い

更にいいところを挙げていくと、風の影響を受けにくいと言う点が挙げられます。開き戸の場合、開閉の際に風に煽られると言うことはよくあることです。その結果、高齢者や幼児などがドアごと風に引っ張られてしまい転倒してしまうこともあり得ます。また若い人であっても、ドアが急に勢いよく閉まって指を挟んでしまうと言うことも考えられます。その点、こちらのタイプは横に開閉するため風の影響を受けにくく、誰でも安心して開閉することができます。また開閉に際して体の動きが少ないと言うのもいいところです。開き戸の場合は、戸の開く方向ではないところに移動する必要があります。またノブを握る、回すと言った動作も必要です。しかし引き戸は、立っている方向には戸は開かないので移動する必要はありません。また開閉に際しても、軽く横に動かすだけで可能なので、体の動きや力を必要としにくいです。こうしたことは、やはり高齢者や幼児には、特にメリットが大きいことです。